松田久一『ジェネレーショノミクス』

「すべての世代論を過去にする。」という帯のキャッチコピーが気になって購入。私は世代論というものが基本的に好きになれないのだが、そうした人々が一定数いることも、その批判が一定の妥当性を持っていることも認識しつつ、敢えてイバラの道に切り込む筆者の姿勢は素晴らしいと思う。
ただ内容的には、うーん、どうだろう。あまりピンと来なかったなあ。分析はしたけど示唆は出ていない感じ。本のコンセプト自体は極めて面白そうだったのだけれど。