松田洋子『好きだけじゃ続かない』

孤高の広島弁漫画家。
この人は、労働者階級やゴロツキのような人々を描くことが多い。貧乏を描くことも多い。で、ブッ飛んだ物語を描く一方で、叙情性を押し出すこともある。両者を同時に描写することもある。何と言うか、西原理恵子と凄く気が合いそうな感じ?
本書もやっぱりそんな感じ。
しかしこの人の漫画には独特の面白さがあるな。初めて読んだのは『赤い文化住宅の初子』だが、これも良かった。