上村五十鈴『星の案内人』1巻

星の案内人 1 (芳文社コミックス)

星の案内人 1 (芳文社コミックス)

田舎の誰も通らないようなところで爺さんが自作のプラネタリウムを作って、そこにたまたま立ち寄った人々が……という設定。爺さんと、よく遊びにくる少年が主要キャラなんだけど、自分から何かをするというよりは、プラネタリウムに訪れた人や、訪れたことでハマってしまった常連さんがキックするしてストーリーが動く感じ。
本書を読みながら思い出したのは、寄生獣ヒストリエを描く岩明均の代表作『風子のいる店』である。ストーリーというよりは、舞台装置の位置づけや、主人公の受動的な感じが近い。