小川一水『天冥の標Ⅷ ジャイアント・アーク PART2』

天冥の標? ジャイアント・アーク PART2

天冥の標? ジャイアント・アーク PART2

小川一水が10年がかりで「全部盛り」で書き切った長編SFシリーズ、その第Ⅷ巻のPART2。

昨日、ジャイアント・アーク PART1の感想をこんな風に書いた。

第Ⅷ巻ではついに第Ⅰ巻のラストの「その先」が描かれる……と思っていたのだが、実は第Ⅰ巻をイサリやラゴス、カルミアンの立場から描き直したものが第Ⅷ巻である。

でも実際のところ、PART2では念願の「その先」が描かれている。

いつの間にか、第Ⅰ巻をやっと追い抜いたようだ。

しかし本当に凄い。情報量が多すぎて、この物語をどう説明して良いか難しいのだが、ひとまず第Ⅶ巻の感想を読んでもらえると比較的わかりやすいかな。