志水剛志『距骨を整えれば不調が治る!』

MAG MOOK 距骨を整えれば不調が治る! (マガジンハウスムック MAG MOOK)

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距骨きょこつは、人間の骨の中で唯一、肉と接していない。だから(なのかどうか正直よくわからなかったが)歪みやすく、不調が出やすいそうだ。例えば、膝が痛いという人がいたとして、本当に膝そのものに原因があるケースは10%とかその辺で、多くは膝以外(特に距骨)に問題があり、その原因が膝痛という症状を発生させている。つまり、○○が痛いという「症状」と、その症状を引き起こしている「原因箇所」は必ずしも一致しない、という話である。

余談ながら、これはいわゆる問題の真因ってやつで、体の不調に限らない。組織の問題なんかこの面が強い。

閑話休題。で、距骨を整えるためのマッサージは3つ。本書ではもっと丁寧に書いているが、わたしなりの理解で極力簡潔に書いてみる。

  1. 足の指を広げる、というか引き離す。まず親指と人差し指の間を広げて引き離し、人差し指と中指の間を引き離し、中指と薬指、薬指と小指…と繰り返したあと、親指と人差し指の2本および薬指と小指の2本を中指から引き離し、最後に親指と小指を引き離す(その際に間の3本の指が引き離されるように意識)。
  2. 内・外の両くるぶしを挟み込むように手で押さえて固定し、足の力で足首を回す。
  3. かかとを包み込むように手で押さえ、手の力でかかとを内側と外側に動かす。

1はよくわかる。

2は正直あまりわかってない。でもくるぶしを固定して回すと、車輪の軸が固定されたような感覚になり、何となく普通に足首を回した際とは動き、というか感覚が違う気はする。

3も正直よくわからない。

まあ2と3はしばらくやってピンと来なかったら、マッサージはストップかな。足の指は、別にばね指や浮き指というわけではないんだが、何となく昔から「上手く使えてないよね」という問題意識があるので、しばらくマッサージは続けてみようと思う。