ペトス『亜人ちゃんは語りたい』1巻

亜人ちゃんは語りたい(1) (ヤンマガKCスペシャル)

亜人ちゃんは語りたい(1) (ヤンマガKCスペシャル)

サキュバス、バンパイア、デュラハン、雪女……「亜人」と呼ばれる人ならざる人型が生きる世界。こうした亜人も近年は社会的に受け入れられて、数は少ないが普通に生活している。そして彼ら(彼女ら)は、亜人というおカタい言い回しを嫌い、自分たちを「デミ」と呼ぶ……。
主人公は昔から亜人に大変な興味を持ち、卒論では亜人をテーマにしようとしたほどだったが、結局知り合うことすらできず、卒論も先輩のテーマを引き継いでアッサリ卒業。そして学校教師として平穏な人生を生きてきたが、突如、教え子のうち3人が亜人で、同僚の女性教師まで亜人で、急に結構な数の亜人に囲まれる毎日になった……というプロローグ。
簡単にまとめると、設定が変わっているだけで中身は亜人の特殊性を前面に出しながらも、ごくまったりとした日常系漫画。この種の漫画は一定の需要があるのだが、ノリが独特で、読んでいて面白い。