
- 作者: 志村貴子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2016/12/13
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
一般的な「作品としての質」は高いのかもしれないが……。
とっくにふられて、それどころか相手は結婚して子供まで生まれているのに、相手の奥さんが亡くなったことで、自分にもまだ可能性があるんじゃないかと延々アプローチを続ける。追いかけ、追いつめ、相手の子供も傷つける。
それでいて主人公は、被害者面、不幸なヒロイン面。
ふられてしまった恋にすがりつくのは楽なんだよね。向こうも罪悪感あるからそれ以上は厳しくできないし。
最後は主人公と相手が結ばれるんだろうなという予感があるのだが、それはおかしいと思う。