つるまいかだ『メダリスト』2〜3巻

フィギュアスケートの聖地・名古屋を舞台に、小学5年生からスケートを本格的に始めた少女と、彼女の境遇と才能に惹かれたコーチ見習いの挑戦を描いた作品。

面白いのは、コーチが、自分なりの考えや方法論を少女に押し付けないことだ。少女に考えてもらおうとする。

「ある種」の理想ではあるが、これは難しい。これで勝てるかという話もあるし、これで楽しめるかという話もある。だって子供はまだ、何が良いかわからないのだから。そういう意味では色々うまく行き過ぎな感はあるけど、でも限られた才能は色々なものを飛び越えるからな。リアリティがないとまでは言えない。