迫稔雄『嘘喰い』全49巻

ギャンブルに魅せられ、時には命すらも賭けてギャンブルをしようとする人々と、ギャンブルの立会人を中心とした漫画。

いわゆる麻雀や競輪といった公営ギャンブルではなく、オリジナルの賭事で、人と人との読み合い・騙し合いでの勝負が基本。ただし「命すらも賭けて」となると暴力的なシーンもけっこう出てくる。わたしは全く問題ないけども。

いわゆるスタンドや念能力みたいなものは一切ないが、全体的にハッタリじみた気風の良さがあり、何となくジョジョっぽい――と思っていたところ、ジョジョの荒木飛呂彦とのイラスト交換が何度かあったので、作者としても意識している模様。

『バトゥーキ』の作者の出世作かつ代表作なので買ってみたが、もうとにかく凄まじい面白さ。1ヶ月ぐらいしたらまた読み返そう。