久米田康治『シブヤニアファミリー』1〜2巻

渋谷区に住む都会っ子の女子小学生が主人公。

ギャグ漫画であることは変わらないが、渋谷区の都会っ子の女子小学生が主人公なので、都会と田舎、大人と子供といったクラスタギャップをより扱っているような印象がある。また女子小学生が主人公なので下ネタは少なめ。えっぐい時事ネタは健在。笑いの性質は今までで一番好きだな。

あと、久米田康治が凄いのは、絵柄の洗練度だ。『せっかち伯爵と時間どろぼう』と『かくしごと』で極まったと思ったが、今度はシャレオツさだけでなく、カワイイも押し出してくるとは。この絵柄でこのギャグってのがサイコーに好き。久米田康治は新作を読め!と言いたくなる。