ひの宙子『やがて明日に至る蝉』『グッド・バイ・プロミネンス』『最果てのセレナード』1巻

今、けっこう注目されている漫画家らしい。

わたしは『グッド・バイ・プロミネンス』で、久々に「みずみずしい描き手が出たなー」と思った。面白い漫画家はそれこそ若手でも星の数ほどいるんだが、10代や20代の感情をひりつくような温度感や手触りを巧く結晶化できる漫画家ってのはそれほど多くない。『最果てのセレナード』も、まだプロローグ感満載でどんなふうになるのか全然わからないが、今後が楽しみではある。