小林有吾『アオアシ』33巻

基本的には「壁にブチ当たる」「覚醒する」「活躍する」「また壁にブチ当たる」というループで、友情努力勝利の少年ジャンプのインフレ方法論の漫画なのだが、これがまた(たとえ予想がついていたとしても、やっぱり)面白いのだ。監督の昔の話が出てきたり、ヒロインの夢の話が出てきたり、ヒロインと主人公の関係性に新たな一石が投じられたりと、なかなか見どころのある巻。しかしヒロインは魅力的だな。