インキュベ日記

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近藤麻理恵『人生がときめく片づけの魔法』

人生がときめく片づけの魔法

人生がときめく片づけの魔法

いわゆるベストセラー。捨てる技術や断捨離を初めとして、この手の本は定期的にブームが生まれているが、手を替え品を替えベストセラーやブームが生まれ続けているという点では、片づけや掃除といったジャンルは、英語と同じく「読み手が成長していないジャンル」と言えるだろう。
ノウハウは色々あるが、俺の中で重要だと思うものは2つ。
まず第一に、「モノの数を設定して、ひとつ買ったらひとつ捨てる」といった総量管理、「2年使わなかったものは捨てる」といった時間管理を安易に採用することに警鐘を鳴らした上で、「(総量管理や時間管理ではなく)実際に手に取ってときめいたものを残し、ときめかないものは捨てる」というノウハウの提示。
そして第二に、「一度に片づけるとリバウンドが来るので、その人のペースでゆっくり片づけましょう」といった口当たりの良い言葉にも警鐘を鳴らした上で、片づけは短期間で一気にやってしまえというノウハウの提示。リバウンドというのは中途半端に片づけるから発生する事象であり、徹底的に著者の言うレベルで片づけられたらリバウンドなど発生しないとのこと。まあ確かにその通りかもしれない。
最初は半信半疑で読み始めたが、この本はけっこう面白い。売れるだけのことはある。