末永徹『経済はミステリー』

巻末の対談で糸井重里も指摘していたが、「国の損はアナタの損じゃないんだよ」とサラッと言ってくれるあたり、実に潔くて気持ちがいい。そりゃあもちろん俺らの税金が無駄遣いされたら間接的に俺らの損になるんだけど、これくらいの柔軟で多角的な視点を持った人が政治の世界にもいて、柔軟に日本を“運営”してくれたらなあ、と思ってしまった。

あと、しりあがり寿の挿絵(というか落書き?)が、なかなか味を出してる。個人的にポイント高い。嫌いな人は殺意を覚えるかもしれないけどね。ヘタウマどころかヘタヘタです。