橋爪大三郎『はじめての構造主義』

一部の人々にはカリスマ的人気があり、アカデミズムという象牙の塔の中ではけっこう評判の悪い(らしい)、橋爪大三郎による構造主義の入門書。本書は、構造主義の中でも、創始者といわれるレヴィ・ストロースにターゲットを絞って説明している。まあ本人の評判や業績はどうあれ、本書は構造主義の入門書として圧倒的にわかりやすいし、文章も平易。構造主義に興味があるなら一読をオススメしたい。