増沢武弘『極限に生きる植物』

日本の高山地域やアンデス・ヒマラヤ・南米の砂漠や極北地域といった、過酷な環境で生きる植物の生態を記録した1冊。カラー写真入りで読むというよりは「見て楽しい」といった本である。ヤクスギやバオバブ・ジャイアントセコイア・ストロマトライトといった有名どころの植物だけでなく、100年も長生きする草や土壌によって形を変える葉を持つ草など、面白い植物が多く紹介されている。これらが「面白い」と思えるかどうかは人によると思うが、パラパラとめくっていると、俺はワクワクする。