藤原和博『サクラ、サク』

サクラ、サク

サクラ、サク

年齢制限のない公募に応募し、中学1年生にして中学校の校長になってしまった少年の、学校の改革模様を描いたフィクション。東京都初の民間人中学校長になった藤原和博の実話が織り込まれており、面白い。会話などは少しぎこちないが、まあ小説家じゃないし、それくらいは気にするほどではない。教育論やフィクションとしてだけではなく、最も易しいマネジメントの本としても読めるようにしたそうで、テクニカルタームがほとんど全く出ない経営論としても読める。一粒で二度三度とオイシイので、興味のある方は是非。