ランドル・コリンズ『ランドル・コリンズが語る社会学の歴史』

ランドル・コリンズが語る社会学の歴史

ランドル・コリンズが語る社会学の歴史

本書もHPを開設する前に読んでいた本で、改めて読み返してみた。俺は社会学史や学派といったものに興味がなかったので、大学では社会学を専攻していたにも関わらず、そうした知識も興味も全然なかったが、本書は非常に面白いと思った記憶がある。
本書では社会学理論の伝統を大きく「紛争理論」「功利主義・合理的選択理論」「デュルケム理論」「ミクロ相互作用論」に分類して論じているが、著者の関心やアクチュアリティから、理論や学者の取り上げ方に濃淡がつけられており、教科書的な堅苦しさは少ない。アーヴィング・ゴフマン(アーヴィング・ゴッフマン)が何度も紹介されているんだよなー。