- 作者: アイザックアシモフ,ブラウン,中村融,山岸真,Isaac Asimov
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2000/11
- メディア: 文庫
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収録作は以下の11篇。
フレドリック・ブラウン「星ねずみ」
アーサー・C.クラーク「時の矢」
アイザック・アシモフ「AL76号失踪す」
レイ・ブラッドベリ「万華鏡」
ロバート・A.ハインライン「鎮魂歌」
C.L.ムーア「美女ありき」
ウィリアム・テン「生きている家」
A.E.ヴァン・ヴォート「消されし時を求めて」
エドモンド・ハミルトン「ベムがいっぱい」
シオドア・スタージョン「昨日は月曜日だった」
チャールズ・L.ハーネス「現実創造」
最初の5編は(俺でも知っている)超有名作家だが、さすがに読ませる。例えばクラークの「時の矢」なんかはタイムマシンの面白さと怖さを表現した象徴的なエピソードと言えるだろう。またハインラインの「鎮魂歌」は、宇宙に対する憧れがストレートな形で表現されており、実にSFらしいワクワク感とある種の切なさが共存している。ひとつわかったのは、SFって新しければ良いってものでもないんだな、ということだろうか。