インキュベ日記

書評3300冊・漫画評7000冊・DVD評1000枚・動画評600話の「質より量」な記録サイト(稀に質も重視)

飛浩隆『ラギッド・ガール 廃園の天使2』

ラギッド・ガール―廃園の天使〈2〉 (ハヤカワSFシリーズ―Jコレクション)

ラギッド・ガール―廃園の天使〈2〉 (ハヤカワSFシリーズ―Jコレクション)

『SFが読みたい!』で紹介されていた本。
『グラン・ヴァカンス』を読んで「そもそも数値海岸って何?」と不思議だった方にはぜひとも読んでいただきたい。表題作「ラギッド・ガール」で、その秘密が明かされる。しかし、そう来たか、という感じ。続きが待ち遠しいのだがこの人は極めて寡作な作家で、本書以外で書籍化されているのは『グラン・ヴァカンス 廃園の天使1』と短編集『象られた力』のみ。少なくとも、この「廃園の天使」シリーズが完結するのは、かなり先になりそうだ。
グラン・ヴァカンス―廃園の天使〈1〉 (ハヤカワ文庫JA)  ラギッド・ガール―廃園の天使〈2〉 (ハヤカワSFシリーズ―Jコレクション)  象られた力 kaleidscape (ハヤカワ文庫 JA)
なお、昨年末から『SFが読みたい!』で紹介されていた国内SFを読んできたが、今後は海外編も読んでみようと思う。ブログでは国内のSFだけで50冊くらいピックアップしたのだが、手に取っても何となく読む気が起こらなかったり、読み進められずに挫折してしまったりで、実際に読んだ国内SFは本書を含めて14冊。まあこんなものだろうな。
もちろん、これまでに読んできて面白かった書き手については、『SFが読みたい!』に載っていなかった作品も継続的に追いかけていくし、『SFが読みたい!』で紹介されていた未読本についても、例えば幻想文学の書き手である山尾悠子の『山尾悠子作品集成』と『ラピスラズリ』については、近いうちに読みたいと考えている。硬質な感じで、ちょっとハードルが高そうなので、体調を整えた上で、時間的・精神的な余裕のある時期にチャレンジする所存。あと『古川日出男の『サウンドトラック』と『ベルカ、吠えないのか?』も当然読む。
山尾悠子作品集成  ラピスラズリ
サウンドトラック〈上〉 (集英社文庫)  サウンドトラック〈下〉 (集英社文庫)  ベルカ、吠えないのか? (文春文庫)