松本大洋『ナンバーファイブ(吾)』3巻

地表の70%が砂漠で覆われた遠未来の地球を舞台に、「国際平和隊」を率いる9人の幹部組織「虹組」からの逃亡を図るNo.吾(ナンバーファイブ)と追手(No.吾以外の8人の虹組が中心)の対決を描いた作品。
最初に読んだときは「難解だな」と思っていたのだが、今読むと、難解さはあまり感じない。しかし、猛烈に哀しい物語だと、読みながら思わず目頭が熱くなってきた。こんな作品だったんだな。極めて面白い。