熊倉隆敏『もっけ』9巻

もっけ 9 (アフタヌーンKC)

もっけ 9 (アフタヌーンKC)

月刊アフタヌーンに連載されていた伝奇漫画。おどろおどろしい作風ではなく、物の怪との共存ないし棲み分けがテーマと言えるだろう。
これにて最終巻。『もっけ』にしては深刻な展開が続いたが、最後は綺麗にまとまった。まだまだ読みたい気持ちもあるが、これ以上続けてもマンネリになる可能性が高いから、ちょうど良い頃合いだったのだろう。なお巻末のおまけページでは、6巻に載っていた、霊に憑かれやすい妹の瑞生が、たまたま道端で出会った(?)「作りもののドクロ」に、霊に耐えるための特訓を依頼するエピソードの後日譚が描かれている。もう面白すぎて最高!