石川雅之『もやしもん』6巻

もやしもん(6) (イブニングKC)

もやしもん(6) (イブニングKC)

作者曰く「農大で菌とウイルスとすこしばかりの人間が右往左往する物語」とのことだが、要は、肉眼で菌が見えるという特殊能力を持った主人公とその仲間たちによる、ほのぼの農大ライフを描いた漫画。
6巻は、丸々フランス編。「いつものメンバー」は半分くらいしか登場しないけれど、なかなか楽しめた。
しかし農大ライフと言っても、よく考えたら授業の模様は最初しか出てきていないなあ。樹教授の研究室や発酵蔵には毎日のように出入りしているから、大学と無縁というわけでは全然ないけれど、もう少し大学の他のメンバーも登場させてほしい。まあ大学生にとって「大学の授業」なんてそんなものかもしれないけどね。実体験と照らし合わせても。