井上聡『信託の仕組み』

信託の仕組み (日経文庫)

「文庫」なのに「新書」なサイズと内容で有名な日経文庫の本。
仕事上の要請で読んだのだが、信託とは文字通り「信じて、託す」から来ている財産の譲渡に係る取り決めや法的枠組みのことである。契約による信託・遺言信託・自己信託と3つに大別できるようなのだが、小難しい法律論にはあまり深入りせず、しかし雰囲気で誤摩化さず初学者に正確に理解してもらおうと説明している。自己信託とか、あまり考えたこともなかったなあ。