
地域金融のあしたの探り方―人口減少下での地方創生と地域金融システムのリ・デザインに向けて
- 作者: 大庫直樹
- 出版社/メーカー: 金融財政事情研究会
- 発売日: 2016/03/07
- メディア: Kindle版
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あと目次が非常にコンサルタント的。見ただけで何が言いたいか、よくわかる。
- 第Ⅰ部 あしたの地域金融市場の見立て方
- 第1章 人口減少は預貸ギャップを拡大し地方市場を蝕む
- 預金市場では人口減少と高齢化が影響を打ち消し合う
- 貸出市場は生産年齢人口とともに減少する
- 第2章 社会移動の奔流は急速な市町村格差を促す
- 市町村間の社会移動はより大きな影響を及ぼす
- 社会移動は経済力が影響を与えている
- 第1章 人口減少は預貸ギャップを拡大し地方市場を蝕む
- 第Ⅱ部 あしたの地域金融機関のつくり方
- 第3章 地域銀行の最終解は合併か独自モデルかの二者択一
- 預貸ギャップと資金利鞘の関係がコモディティ化を示唆している
- 銀行規模が営業経費を決める
- トップライン向上よりも合併によるコスト削減効果が勝る
- 「地域」銀行から本当の意味での「地方」銀行へ
- 2つの意味でアセット・マネージメント会社たれ
- 第4章 信用金庫は個別の多様化とシステムとしての見直し
- 信用金庫も銀行業として同様の傾向を持つ
- 広域化しなければならない信用金庫のディレンマ
- 多様化を目指すのが信用金庫の本分
- 信用金庫システムとしての信金中央金庫のあり方
- 第3章 地域銀行の最終解は合併か独自モデルかの二者択一
- 第Ⅲ部 あしたの地域経済の育み方
- 第5章 視点を変えた枠組み——ILO産業分類と7つの基本軸
- 顧客はどこにいるのか——ILO産業分類
- 地方版総合戦略の7つの基本軸
- 第6章 アウトバウンドとインバウンドへ資源を振り向けろ——総合戦略策定検証
- 都道府県レベルでの地方版総合戦略を描く——北海道のケース
- 市町村レベルでの地方版総合戦略を描く——伊達市と網走市のケース
- 第7章 地方創生に向けた自治体と地域金融機関への宿題
- 地方税データベース構築を急げ
- 地方創生における地域金融機関の役割は多い
- みんなでこの手法のポテンシャルを引き出せ
- 補遺 本書を読むための手引き——バンカーのための「科学と科学史」についての随想
- 第5章 視点を変えた枠組み——ILO産業分類と7つの基本軸