インキュベ日記

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角野栄子『新装版 魔女の宅急便 (2)キキと新しい魔法』

新装版 魔女の宅急便 (2)キキと新しい魔法 (角川文庫)

新装版 魔女の宅急便 (2)キキと新しい魔法 (角川文庫)

泣く子も黙るジブリ映画の原作小説、全6巻のうちの第2巻。

と言っても、2巻以降は既に映画版の「その後」を描いている。

2巻では、キキは新しい生活にも慣れ、とにかくひたすら宅急便の仕事をこなしていく。ただ、こなしていく中で、少しずつ成長はするものの、一方で「これで良いのか」という気持ちも芽生えていく。自分が唯一やれる「空を飛ぶこと」だけをそのまま続けていて良いのかと。この辺の描写というか、キキの内面に積もり積もっていく心情が手に取るようにわかってきて、児童文学とはいえ侮れない。

それがタイトルの「キキと新しい魔法」という言葉に結実していく。

意外に深いなあ。

余談

Kindleでは全6冊合本版もある。

新装版 魔女の宅急便 全6冊合本版 (角川文庫)

新装版 魔女の宅急便 全6冊合本版 (角川文庫)