一般社団法人アリーナスポーツビジネス協議会+花内誠『ASC叢書2 スポーツアドミニストレーション論 スポーツビジネスの最先端から学ぶ理論と実際』

ASC叢書というスポーツビジネスについてまとめたシリーズが出ているので、その中で興味があるものをいくつか買ってみた。本書は、青学での寄附講座を基にした書籍らしい。

本屋に丸一日こもって書籍を探している際に本書を見つけたのだが、帯に「スポーツビジネスの目的とは 勝利のための持続可能な環境整備である。」とデカデカと銘打たれており、わたしからすると「いやゼンゼン違うだろ」って感じでいきなり出鼻を挫かれたのが正直なところだ。しかし冒頭でスポーツアドミニストレーションを論じるに際して「以下の三つを公理として仮定した」と書いており、これがスッと頭に入ったのと、第一の公理などはアビームやデロイトなどのコンサルが書籍やセミナー資料で使っているスライドのベース的な考え方になっているなと思い、読んでみた次第。スポーツビジネスの第一線のプレイヤーが何人も来て生の声が聞けるのも良い。