つくしあきひと『メイドインアビス』1〜4巻

メイドインアビス(1) (バンブーコミックス)

メイドインアビス(1) (バンブーコミックス)

メイドインアビス(2) (バンブーコミックス)

メイドインアビス(2) (バンブーコミックス)

メイドインアビス(3) (バンブーコミックス)

メイドインアビス(3) (バンブーコミックス)

メイドインアビス(4) (バンブーコミックス)

メイドインアビス(4) (バンブーコミックス)

隅々まで探索されつくした世界に唯一残された秘境の大穴・アビスへと挑む冒険ファンタジー……と書くと、まるでワンピースのようだが、実際はそんな生暖かいものではない。アビスは全長20000メートルを超える縦穴で、穴の大きさも中で広がっており計測不能、中にはアビス独自の生態系があり、ここにしかない貴重な遺物が多数ある。しかし中の生物は非常に危険で、かつ「アビスの呪い」により、縦穴を登ろうとすると心身に強い変調をきたす。よって深くまで潜れば潜るほど貴重な遺物があるのだが、戻って来ることは極めて困難になる、そんな秘境がアビスである。主人公となる少女・リコの母親はアビスの底に辿り着いたと言われる伝説の探索者で、かつ(本当に母親が書いたものかどうかわからないが)「アビスの底で待つ」という手紙が地上まで戻ってくる。そこでリコは、母親に会うためにアビスに潜ることにする……こんな感じのアウトラインである。

絵は可愛いが、描写は意外にも結構グロい。テイストは『魔法少女まどか マギカ』にも似たダークファンタジーである。

しかし目が離せない。

これは面白いぞー。