
フラジャイル 病理医岸京一郎の所見(6) (アフタヌーンコミックス)
- 作者: 草水敏,恵三朗
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2016/06/23
- メディア: Kindle版
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日本病理学会のサイトによれば、病理医の主な仕事は「病理解剖(剖検)」「組織診断(生検および手術材料)「細胞診断」の3つに分類される。患者を直接相手にしている訳ではなく、また覚えることも多いので、(高い需要の割には)あまり人気もないようだ。
あと、この手のことが好きな人は臨床よりも研究の方が肌に合っているんじゃないか……と以前からもやもや考えていたところ、実際そういう問題があるようで、研究で成果を出せず臨床に行くことになった低モチベーションの病理医によって引き起こされた問題が6巻では描かれている。
色々と難しいねえ。
でも本作や先日放送されたテレビドラマに触れて、逆張り的に病理医の道を選ぶ人は増えるんじゃないかと思う。マニアックな仕事の魅力が知られ、才能が適切に配分されるのは、良いことのような気がする。