小出もと貴『サイコろまんちか』1〜3巻

サイコろまんちか(1) (月刊少年ライバルコミックス)

サイコろまんちか(1) (月刊少年ライバルコミックス)

サイコろまんちか(2) (月刊少年ライバルコミックス)

サイコろまんちか(2) (月刊少年ライバルコミックス)

サイコろまんちか(3) (月刊少年ライバルコミックス)

サイコろまんちか(3) (月刊少年ライバルコミックス)

同じ作者の『アイリウム』を購入した時に、表紙が気になって1巻だけ購入したところ、面白すぎて一気読みした次第。これまでに読んだ漫画の中でも屈指だね。しかも最近「おすすめ漫画100選」だの「今年読んだ漫画50選」だので毒にも薬にもならない作品を紹介してアクセスとアフィを稼ぐブログが山ほど出てきているが、この作品を見たことはほとんどない。つまり漫画好きからもけっこう見逃されている傑作という意味で、わたしの「隠し玉」のひとつと言って良い。

というか一言で書く。

大推薦!

コミュ力が低くリア充とは真逆にいる、ちょっとイタい女子高生が、心理学を勉強して世の中の色々なことに上手く対処できるようになった(と自分で思い込んでいる)ため、自分の好きな男の子を巻き込んで心理学研究会を立ち上げる……というアウトライン。けっこう真面目な心理学の解説と、クズいギャグと、主人公の自虐ネタが織り交ぜられ、もうとにかく圧倒的に面白い。なぜこれがマイナーなまま(半分打ち切りのような形で)完結してしまうのか。解せぬ。