加藤マユミ『やせっぽちとふとっちょ』

やせっぽちとふとっちょ

やせっぽちとふとっちょ

Amazonが何度もリコメンドしてくるので、ぜんぜん知らない作者だったが購入。

でも面白かったな。

気のいい父とふとっちょの息子が、やせっぽちのホームレスの女の子を家族として迎えるという幼少時のエピソードと、大人になって二人ともふとっちょでもやせっぽちでもなくなったのだが、今度はお互いの気持が素直になれず、仲良くしたいのに仲良くできないというエピソードが、重層的に語られている。

いい作品。