日暮キノコ『個人差あります』1〜5巻

『喰う寝るふたり 住むふたり』や『ふつつか者の兄ですが』の作者の最新刊。

ある比突然、見た目、というか生物学的な性別が転換する「異性化」という現象があるパラレルワールドでのお話。

主人公は100均の会社(本部)で商品開発をしている32歳のサラリーマンだが、ある日突然、強烈な頭痛で倒れ込み、起きたら女になっていた……と、そんな感じのプロローグ。体が女性になっただけで本人の精神は変わらない……はずなのだが、周囲の態度は否応なく変わるし、自分の心も(ホルモンの影響なのか?)どうも変わっていき、男の先輩にドキッとしたり、満員電車で押しつぶされて怖いと思ったり、みたいな展開が起こる。この後いろいろと展開するのだが、一旦ここでは割愛。日暮キノコは非常に漫画表現が巧みだと思うので、個人的には大推薦したい。