たくま朋正+伊藤暖彦『航空軍士官、冒険者になる』1〜3巻

面白いんだが、最近「なろう系」というだけで展開が読めてくるのと、その予想を外してくる設定に驚くだけ、というのがどうもね。

本作はSFテイストを押し出した「なろう系」で、宇宙に進出した人類は残虐な地球外生命体と戦っているのだが、主人公はその戦いに負けて聞いたこともない惑星に不時着する。そしたらそこは魔法が存在する中世世界だった……という、入口の設定だけは凝っているが、いざ物語が始まると主人公はナノマシンで魔法を解析してあっさり身につけて無双するという、よくある展開になってきた。

なんだろねー。

面白いんだけど、物足りないというか。