双見酔『ダンジョンの中のひと』1巻

ファンタジーに親しんだ人なら誰もが一度は考えたことのあるテーマ「ダンジョンとは何か?」に向き合った作品。本作の答えは、ダンジョンは「運営」されている、というものだ。その目的や財源は不明だが、とにかく運営されていると。主人公は訳あってダンジョンの深層を目指しており、かなり強い冒険者になっているのだが、色々あって運営側に回ることになる。

個人的にはけっこう面白く、続きが気になる。出オチなら2巻で完結させてほしいが、面白い展開を準備できるなら今後も読みたい。