一応わたしなりの理解を書く。
まず、円谷プロダクションという『ウルトラマン』などで知られる映像制作会社と、TRIGGERというアニメ制作会社がタッグを組み、円谷プロダクションの特撮ドラマ『電光超人グリッドマン』をベースとした完全新作アニメ『SSSS.GRIDMAN』を制作・放映した。このアニメが好評だったこともあり、続編アニメの企画が立ち上がるのだが、そもそも『SSSS.GRIDMAN』は続編のことなど考えずきっちり完成させてしまったため、このまま単純な続編を作るのが難しい。
ところで、元ネタの『電光超人グリッドマン』では、主人公(グリッドマン)のサポートロボという位置づけでダイナドラゴンというロボットが存在していたのだが、『SSSS.GRIDMAN』では尺の都合で登場させられていなかった。
上記を踏まえて、アニメ第2弾は単純続編ではなく、このダイナドラゴンをモチーフとしたダイナゼノンという合体ロボットにフォーカスした完全新作アニメ『SSSS.DYNAZENON』を制作するに至った。
で、『SSSS.GRIDMAN』も『SSSS.DYNAZENON』も、元ネタが『電光超人グリッドマン』であることは共通点なので、いずれも『GRIDMAN UNIVERSE』というメディアミックスプロジェクトに組み込まれたという建て付けのようである。
内容としては第1弾も第2弾も面白かったが、戦闘シーンはあっさりしてるなという印象。でも昔の特撮自体、おそらくこれぐらいのスピード感なんだよね。30分で毎回ストーリーと戦闘を両方やろうとすると、これぐらいで戦わないと時間が足りない。逆に、最近のアニメの戦闘シーンが長すぎるのかもしれない。ワンピースとか長すぎて幼稚園児や小学校低学年はついていけないかも。
人間関係や人間性の深堀りは、第2弾の方がこなれていて良かった気もする。
で、『GRIDMAN UNIVERSE』というスキームが出来たということは、第3弾もあるのかな。