- 作者: 月村了衛
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2014/04/01
- メディア: Kindle版
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第4弾では、チェチェン共和国から侵入してきた女性だけのテロリスト集団との戦いが描かれる。龍騎兵のパイロットは警察官ではない。職業軍人、元ロシアの警察官、北アイルランドの元テロリストという、どいつもこいつも一筋縄ではいかない外部の人材がパイロットとして選ばれている。第1弾では職業軍人の姿、第2弾では元IRF(IRAの流れを汲む過激派という設定)のテロリストのライザ・ラードナー、第3弾では無実の罪で国を追われて悪党に身をやつした元ロシアの警察官ユーリ・オズノフに、それぞれスポットライトを当てていた。では第4弾はどうなるのかなーと思ったところ、これが特捜部の部長を支える二人の管理職にスポットライトが当たっている。そしてこれまで以上に警察組織で出世争いをすることの難しさが描かれている。めちゃくちゃ面白いなー。