インキュベ日記

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理不尽な孫の手+フジカワユカ『無職転生 異世界行ったら本気だす』2〜4巻

先日読んだ『無職転生 異世界行ったら本気だす』コミック版の続き。
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ロリだけど大人の魔法使いの先生に、幼馴染みのエルフに、自分の丁稚奉公先での雇い主の年上の娘……と、気持ち悪いぐらいに片っ端から恋愛フラグを立てて、文字通り「無双」しながら成長していく。一応、主人公は努力もしているようなのだが、努力というのは「努力しよう」と思ってすぐ出来るわけでもなく、非常にリアリティの薄いストーリー展開になっている。これが「なろう系」かー。

同じ「なろう系」に属するようだが、最近アニメ化されて完結した『灰と幻想のグリムガル』の方がリアリティがあって面白い。現代社会から異世界に飛ばされるタイプの異世界ファンタジーなのだが、彼らはそもそも現代社会での記憶を(名前を除き)全く持っていない。それに生活のために「義勇兵」としてモンスターと戦うのだが、ゴブリンを倒すのに(テレビ放送上で)数週間かかるとか、10週ぐらいかかってやっと見習い義勇兵を卒業するとか、その辺の「思い通りにならない感じ」が凄く良かった。
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