村上春樹・佐々木マキ『ふしぎな図書館』

ふしぎな図書館

ふしぎな図書館

もはや村上春樹ファンならずともおなじみの、村上春樹佐々木マキのコンビが送る、ほんわか絵本。何気なく「オスマントルコ帝国の税金のあつめ方」に関する本がないかと市立図書館に行った「僕」は、「老人」に地下の閲覧室へと連れて行かれるが、その地下室は牢屋だった――というプロローグだろうか。もう、どこまでも「らしい」展開や雰囲気。