渡辺浩弐『バーチャル・アイドル・クラブ 2000年のゲーム・キッズ3』

「仮想科学小説」と題した一連のシリーズ。突飛でワクワクする未来予測ではあるけれど、いざ実現すると非常に怖いシニカルな視点である。しかし奇妙なリアリティもある。相変わらず先見的で、本書が1998年に発売されたとは到底思えない。