虚淵玄+広江礼威『ブラック・ラグーン シェイターネ・バーディ』

ブラック・ラグーン シェイターネ・バーディ (ガガガ文庫)

ブラック・ラグーン シェイターネ・バーディ (ガガガ文庫)

言わずと知れた広江礼威によるガンアクション漫画の最高傑作である『ブラック・ラグーン』を、虚淵玄という人がノベライズした本。この種の企画は失敗するというイメージが強いのだが、いざ読んでみたら面白かった。
ホテル・モスクワのバラライカ&三合会(トライアド)の張維新(チャン・ウァイサン)が活躍しているのは、ファンとしては楽しい限り。主人公のロック(岡島緑郎)の存在感が薄すぎるのがアレだが、そもそもヒロインのレヴィの方がよっぽどキャラが立っているから、まあ仕方ないかな。
本書は面白い。面白いんだが、ひとつだけ付言すれば、やはりファングッズなのである。原作漫画を読んでいない方は、ぜひ読んでみてほしい。とにかくめちゃくちゃ面白いのである。いま最も面白い漫画のひとつと言って良いだろう。
BLACK LAGOON 1 (サンデーGXコミックス)  BLACK LAGOON 2 (サンデーGXコミックス)  BLACK LAGOON 3 (サンデーGXコミックス)  BLACK LAGOON 4 (サンデーGXコミックス)
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バラージ―広江礼威アートワーク集