- 作者: 大前研一
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2009/02/07
- メディア: 単行本
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個人的には、アメリカ経済のアメリカらしい特徴というのは、チェック(小切手)、住宅ローン、クレジットカードの3つではないかなと思っている。つまりアメリカ経済というのは、購買力をはるかに超えた消費活動に励むことで発展してきたのである。しかし、その根本原理のひとつである住宅ローンが揺らいでしまったために、あの大国を駆動するだけの住宅投資が起こらくなってしまった。そして住宅ローン自体の破綻もまだまだ終わらないと思うが、住宅ローンビジネスの背景にはクレジットカードという魔物が控えている。
そう考えると、そんじょそこらの手腕では、とてもじゃないが数ヶ月やそこらでアメリカの景気は回復しないよな、と思う。オバマさんも大変な時期に大統領になったものだ。incubator.hatenablog.com