国際情勢を中心とした骨太雑誌。
今月号も面白い記事が満載だが、その中でも、橋本府政「支持率82%」を支えるブレーン集団という記事が最も面白かった。
大阪での橋本府知事の支持率は82%にも達するが、関東では未だにイロモノ府知事という扱いでしかない。その理由は、関西では橋本府知事の発言の背景や意図がワイドショーなどで細かく分析・検証されるのに対して、関東では、橋本府知事の過激な発言そのものだけがクローズアップされ、何故そのような発言に至ったのかがほとんど解明なされないためである。関西での支持率は高いものの、全国区レベルでは、未だに過激発言ばかりで中身がない「イロモノ府知事」扱いされているという事実にプライドを傷つけられた橋本府知事は、大阪を良くするための過激発言の相手を、府庁職員や府内の団体など「身内」に対するものから「霞が関」にシフトしていった――要約すると、このような内容である。
何だかんだ批判もあるが、それでもなお、大阪の赤字を脱却したという事実だけでも橋本府知事はけっこう凄いことをやったと俺なんかは思うのだが、東京に住んでいると、確かに橋本府知事は「過激発言のタレント府知事」という見方が強い。しかし関西のワイドショーでは、橋本府知事の一挙手一投足がかなりしっかりと解説されている。www.fsight.jp