坪井順一+間嶋崇『経営戦略理論史』

経営戦略理論史

経営戦略理論史

孫子クラウゼヴィッツのような軍事参謀から、泣く子も黙るポーターやクリステンセンやミンツバーグに至るまで、経営戦略論に影響を与えた大家をセオリティカルに検討している本。けっこう前から何度も読み返した本なのだが、まだ感想を付けていなかったんだな。
表紙は圧倒的なまでに「一見さんお断りどすえ!」という「学術書フレーバー」満載な感じだが、中身はそれほど難解ではない。むしろ体系立てて書かれているため、読みやすいとすら言えるだろう。行間も広めに取られている。
そう言えば、最近(何度目かわからないが)ブームになったドラッガーは挙げられていないな。戦略理論というよりは、経営哲学という判断なのかもしれない。