メディアのあり方を変えた 米ハフィントン・ポストの衝撃 (アスキー新書)
- 作者: 牧野洋
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2013/07/10
- メディア: 新書
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さて、日本におけるネット新聞およびもう少し広義のネットメディアを挙げてみると、以下のような感じだろうか?
- 既存の日本の新聞社のニュースサイト(紙媒体の一部をネットに載せてるだけのニュースが大半)
- ヤフーニュースやgoogleニュース(上記のニュースサイトへのリンクを貼ってるだけ)
- 2ちゃんねるおよびそのまとめサイト(上記のニュースサイトのニュースを1レス目に貼り付けたか、出所が不明確なものが大半)
- オーマイニュース(市民参加型メディアを標榜しているものの素人が書き手っつか既に日本版は存在しない)
- 一部の人気ブロガーによるブログ
- 虚構新聞(ジョークとしては面白いかもしれないけれど)
俺は毎日googleニュースをチェックしているし、まとめサイトも時々チェックしていて、どちらも好きだし便利だと思う。しかし好き嫌いや利便性を別にすると、ジャーナリズムに値するネットメディアなどろくに存在しないことがわかる。一方ハフィントン・ポストは、ネット新聞でありながら(単なる論説や既存のニュースの横流しではなく)紙媒体の伝統的な新聞以上に力を入れて調査報道を行っているそうだ。ネットを解することのメリットをコスト以外に見出そうとする点で、非常に興味深い。