吉岡平『鉄甲巨兵SOME‐LINE 1』

鉄甲巨兵SOME‐LINE(サムライン)〈1〉 (富士見ファンタジア文庫) 鉄甲巨兵SOME‐LINE(サムライン)〈2〉 (富士見ファンタジア文庫) 鉄甲巨兵 SOME‐LINE(サムライン)〈3〉 (富士見ファンタジア文庫) 鉄甲巨兵SOME‐LINE〈4〉 (富士見ファンタジア文庫) 巨人たちの挽歌―鉄甲巨兵SOME‐LINE SPECIAL (富士見ファンタジア文庫)
高校生の頃、漫画の代わりに「漫画のような小説」を読んでいる友人がいた。それは角川スニーカー文庫や富士見ファンタジア文庫に代表される文庫本で、決まってアニメ絵が表紙で、最初にカラーページが何ページかある。いわゆるライトノベルなのだが、その頃にはライトノベルという名称はまだ無かった。高校の頃はほとんど1冊も本を読んでいなかった……と思っていたが、いま思うと、スレイヤーズと無責任艦長タイラーは読んでいた。そして本書も読んでいた。
で、作者名もタイトルも覚えていないが、戦隊モノの特撮やロボットアニメを徹底的にパロったライトノベルがあって、それをもう一度読んでみたいなあとずっと思っていたのだが、最近ふと無責任艦長タイラーをWikipediaで検索したところ……ビンゴ! 15年以上の時を経て本書に再び辿り着いた次第である。思わず全巻Amazonのマーケットプレイスで購入してしまった。まさか無責任艦長タイラーと同じ作者だったとはね。
しかし改めて読み返すと、物凄く面白いというわけでもないなあ。確かに漫画的で、気楽に楽しめる良さはあるけれど。