荒木飛呂彦『ジョジョの奇妙な冒険Part8:ジョジョリオン』7巻

ジョジョリオン volume 1―ジョジョの奇妙な冒険part8 ようこそ杜王町へ (ジャンプコミックス) ジョジョリオン volume 2―ジョジョの奇妙な冒険part8 東方定助という名前 (ジャンプコミックス) ジョジョリオン volume 3―ジョジョの奇妙な冒険part8 その家系図 (ジャンプコミックス) ジョジョリオン 4 (ジャンプコミックス) ジョジョリオン 5 (ジャンプコミックス) ジョジョリオン 6 (ジャンプコミックス) ジョジョリオン 7 (ジャンプコミックス)
泣く子も黙るジョジョシリーズ第8部。
相変わらず展開が遅く、全体像が見えない。
先日久々に第3部と第4部を読み返したら、今とは比べ物にならないぐらい展開が早い。で、第3部や第4部が最も人気があるんだよね。スタープラチナなんて時を止める真の能力が出てくるまでは「精密に動ける」だけだし、ジョセフやポルナレフも大差はない。敵スタンドは、まあ味方よりはテクニカルなスタンドも多いけど、戦いの構図が明確だった。
今は……?
敵だと思っていた(というかラスボスなんじゃないかとすら思っていた)パパさんが、7巻では(敵どころか)味方のように振る舞い出し、挙げ句には敵の姿も敵スタンドの能力もわからず、狙いもわからないまま、延々と攻撃されている。もう第8部完結まで後何年かかるのか想像もできなくなった。
Amazonでのレビュースコアもかなり低くなっているが、それも頷ける迷走ぶり。