つるの剛士『つるの将棋女流七番勝負』

つるの将棋女流七番勝負

つるの将棋女流七番勝負

先日読んだ『つるの将棋七番勝負』の続編。
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今度は女流棋士との七番勝負である。

個人的には、男と女に体力の差はあれど知力の差はない(とされている、少なくとも脳の働きの特性はあれど知能の優劣は証明されていない)のだから、女流棋士という役割というか制度に、あまり好意的な印象を抱いていなかった。しかし事実として将棋の対局には物凄い体力・集中力が必要とされるわけで、別に男女分かれていても、それはそれでありなのかもしれないと思うようになった。どちらかと言えば、今の制度にいちゃもんをつけるよりは、ありのままを楽しもうという態度である。

実際に女流棋士たちのインタビューを見てみると、男以上に早くプロになって逆に苦しい思いをした人や、男顔負けの激しい攻めをする人など、色々と個性豊かである。

面白い。