- 作者: 浅田すぐる
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2018/11/21
- メディア: 単行本
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紙1枚というのは、紙の作り方でいかようにも情報量を増やせるのであまり興味が無いのだが、20字でまとめるというのは、個人的に関心がある。
ただ厳密に「20字」が良いかと問われると、正直よくわからない。要するに、20字だの100字だの120字だので、端的に文章をまとめるトレーニングをするのは良い、ということだと思う。わたしははてなブックマークでのコメントをいかにまとめるか、ここ数年けっこう意識している。100字で情報量を増やそうとすると、まあ「堅い」文章になる。なるんだが、シャープになるとも言える。ただ硬すぎると言いたいことがかえって伝わらなくて……等、なかなか面白い。
やや余談めくが、字数制限もさることながら、一文でまとめるというのもある。誰が言っていたのか忘れたのだが(大塚英志?)、物語を「▲▲が▼▼する(する型)」とか「▲▲が▼▼になる(なる型)」とか「▲▲が▼▼である(である型)」といった一文で物語の本質を浮き彫りにする手法である。本来、そもそも「愛は素晴らしいものだ」などと一言で言い表せないから物語の形で呈示するわけなのだが、そこを半ば無理やり、誰がどうだ、何がこうだ、と一文で書くことで、思いもよらなかった本質が浮かび上がる。そんな話だったような記憶。こちらはビジネスではなく小説の読み解きで使う手法だが、どこで書かれてたかな。ブログでちゃんとメモしてなかったようだ。