『君の名は』@映画館

新海誠監督作品 君の名は。 公式ビジュアルガイド

cinemaタグ(映画館で観た映画用)作成に伴い、2017年に観た作品の感想を微修正して掲載。

とにかく背景が超絶美麗なのだが、ストーリーも良かったなあ。ごく簡単に説明すると、高校生の男女が主人公のいわゆる「ボーイ・ミーツ・ガール」な(あるいは「ガール・ミーツ・ボーイ」な)青春ストーリーである。しかし「夢の中でしか会えない」といったファンジターなギミックの組み込まれた、かなりトリッキーなボーイ・ミーツ・ガールである。そして途中からはディザスター・フィルムの様相も呈してくるのだが、最後はもうとにかく主人公たちに感情移入しまくると同時に、主人公の親か何かのような気持ちにもなり、「ハッピーエンドになってくれ……!」「報われてくれ……!」と強く願いながら観ていた。だからほとんど涙は出なかったな。何か泣くというよりは、ハッピーエンドになるかどうかのハラハラ感で、それどころじゃなかったというか。

わたしは批評的な見方は嫌いなので、もうとにかく没入するか感情移入して観るのだが、凄く良かった。