相変わらず面白いんだけど、36巻でやっと物語内時間が1年間経過って、さすがに遅すぎないか。2003年に連載開始、2004年にコミックス第1巻が発売されたから、物語内時間を1年間進めるのにリアルタイムでは20年が経っている。このペースでは2年目も20年、3年目は8月で引退するにしても甲子園とか出るわけだからやはり20年、合計60年かけて連載するというのはやはり非現実的である。
野球漫画に革命をもたらした傑作だし今でも楽しく読んでるけど、編集は本気でもう少し考えてほしいよなって思う。大御所の漫画家には、へりくだって好きに書いていただいているだけってんじゃ、編集の存在価値はゼロだよなって思う。
ストーリーも、面白いっちゃ面白いんだけど、ただ歩く(強歩)ってコミックス1巻かけてやることだろうか? 強歩の理由も、自信を持つとか一体感がどうの、成功体験がどうのと「それっぽい」ことは語られているんだが、甲子園を目指すチームなら野球そのもので成功体験や一体感や自信が醸成されるべきだと思うんだよな。